第十一回全国人民代表大会第三次会議閉幕
3月14日、中国では第十一回全国人民代表大会第三次会議が閉幕しました。注目されていた選挙法改正案も可決し、また1つ大きな一歩を中国は踏み出したようです。この選挙法改正案は所謂票の重みを揃えることで、都市部と地方の票の格差を無くすことが狙いです。今までは、農民、労働者、インテリ層などの人口比率で票の重みが分けられていましたが。これで、票の格差が無くなるということになります。
今回また1つ大きな結果を残した全国人民代表大会ですが、解決しなければならない問題はまだまだあるようで、様々な草案が次々と起案されています。日本の茶番劇のような政治を見ていると、中国ではスパスパと気持ちよく法案の決議がとられていくので、見ていて分かりやすく、時間を無駄にしないやり方に本当に感銘を受けます。審議する内容の善し悪しは別にして。
牛歩戦術だ、審議ボイコットだと小学生みたいな政治をおこなっている、日本の国会を見ていたら、あほらしくもなるというものです。明治時代日本に来た外国人は、政治力のない日本の政治家を嘲り笑ったと言いますが、当時はまだ日本近代政治の黎明期であり、仕方がなかったと思います。しかし、あれから140年が経ちました。日本の政治家はどれだけ成長したのでしょう。日本の政治制度はどれだけ成長したのでしょう。
中国のようになれとは言いませんが、彼らの政治に対する姿勢を本当の意味で学んで欲しいですね。そんな風に私は思います。
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