動物園の惨劇
みなさんは動物園に行かれますか?子供の頃はよく行った動物園も最近はさっぱり行かなくなりました。お子さんのいる家庭では気軽に行けるレジャーの1つとして、根強い人気がありますよね。最近では子供の免疫力向上のためにも、動物園は良いそうで、医学的にも、また情操教育の面からも、家族で動物園に行くというのは良いことのようです。
しかし、飼い慣らされた動物といえども、彼らのパワーは人間の数倍におよぶものもいて、人間の力ではとてもかなわない彼らのパワーを目の当たりにすると、いかに人間が傲慢に自然界を知恵と道具で支配してきたのかと言うことを考えさせられます。
中国上海動物園で、6日の午前中、ベンガルトラが餌を与えに来た飼育員を襲い、噛み殺してしまうと言う事故がありました。現場を目撃した来園客によると、午前8時15分ごろ、飼育員の男性が餌を与えに入ってきて、掃除を始めたところ、突然一匹の虎が鉄の扉を開け、物凄い勢いで飼育員の男性に噛み付いたのです。事務室の女性によれば、麻酔銃なども備えてありますが、全く間に合わなかったと言うことです。来園者達は目の前の惨劇に、緊張が走り、110番通報するしか思い至らなかったようです。
安全対策などがきちんと取られていたのか、これからの調査を待つしかありませんが、遠くから見ている分には可愛い動物たちも、いざという時は何をされるか分からない猛獣だと言うことを肝に銘じて、同じ事故が二度と起きないことを願うばかりです。
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