今流行っているアニメに、「ワンピース」という海賊をテーマにしたアニメがあります。
子供だましとは思いつつも、私もついつい続きが気になり、全話欠かさず見ています。

昔は宇宙の海賊、「キャプテンハーロック」にはまった覚えがあり、
海賊というテーマは、いつの時代も受け入れられる物なのか、
なんてことを勝手に考えたりもしています。

以前なんかの番組で、子供が将来の夢を聞かれ、
「海賊」と答えていたときは、世も末かと思ったりしましたが、
隣にいた友達が、すかさず「海賊って泥棒する悪い人だよ」といったら、
「そうか、じゃ、やめる」と言っていたのを見て、まだまだ捨てたもんじゃないな、
なんて、勝手に一喜一憂してしまいました。

しかし、現実にはアニメのようなわけにはいかず、
困りものの集団でしかありません。

今、世界で最も危険な海域と言われているソマリア沖で、
中国船籍のタンカーが、海賊に乗っ取られたのです。

今年10月19日にソマリア沖で乗っ取られた、
中国船籍のタンカーと乗組員25名は、
昨日(12月28日)、70日ぶりに無事解放されたのです。

今の海賊は、武装や諜報も軍隊並みで、職業化しているそうで、
ドバイやジブチなど主要港湾に諜報部員を置き、
あらかじめ、標的の船の情報を集め、その上で、おそうそうです。

国際法などにより、海賊達の根城に逃げ込まれると、
手も足も出ず、今回のように人命が関わってくると、
なおさら解決が難しくなって来るようです。

中国政府は、ソマリア沖を航行する中国船の護衛を強化しているようですが、
根本的な解決にはなっていないようです。

日本も、自衛隊の派遣も良いですが、
もっと根本的な解決になるような対策を、早期に打ち立てて、
本当の意味での国際貢献をして欲しいなと思います。

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