「2009年中国国内10大ニュース」
今回は「2009年中国国内10大ニュース」と題して、人民日報発表の10大ニュースを掲載いたします。順番は発生した日付順です。
1 衛生嫦娥(じょうが)1号が月に着陸
3月1日16時13分10秒、494日の任務を終えて月面に着陸しました。2007年10月24日打ち上げられた
嫦娥1号は、月探査の第一期工程を無事に終え、東経52.36度、南緯1.50度に予定通り着陸しました。
2 新たな医療改革方針公布
4月6日「中国共産党中央委員会国務院の医薬衛生体制改革深化に関する意見」を正式に発表し、翌日、「医薬衛生体制改革の短期重点実施方針(2009−2011年)」を対外的に発表し、新たな医療改革が起動しました。3年をめどに8500億元を投じて、基本医療保障制度の構築、末端医療衛生サービス体系の整備など5項目の改革を進める予定です。
3 9億の老後を助ける「新農保」の安心
6月24日、国務院常務会議で、2009年全国の10%の県(市、区)で、新型農村社会養老保険を展開すると決定しました。9月1日、国務院は「新型農村社会養老保険試行に関するガイドライン」を発行し、全国新農保試行業務が正式に実施されました。これは農村に対する優遇政策の一環で、2020年までに全国展開するとしています。
4 ウルムチ「7.5事件」
7月5日20時ごろ、新疆ウイグル自治区ウルムチ市内で暴動が発生し、197人が死亡、1700人あまりがけがを負い、社会秩序を破壊しました。
5 十七回四中全会で党建設強化を決定
9月15日から18日まで、中国共産党第十七回中央委員会第四次全体会議が北京でおこなわれ、「
新情勢下の党建設を強化し改革する際の若干の重要問題に関する中国共産党中央の決定」を採択しました。
6 国慶60周年式典を盛大に実施
10月1日午前10時、中華人民共和国成立60周年大会が北京の天安門広場で執り行われました。20万人の軍隊と人民による閲兵式とパレードが盛大におこなわれました。
7 中国経済「保八」達成確実となる
国際金融危機に対し、4億元の投資や10大産業調整振興計画を含む一連の政策により、経済の安定を保持し、2009年はV字型の発展を見せました。10月23日の国家統計局の発表によると、第3四半期のGDPは同比8.9%の伸びで、通年での「8%保持」は確実としました。
8 創業板がシンセン証券取引所でオープン
10月23日、10年の準備期間を経て、創業板市場(グロス・エンタープライズ・マーケット)が正式に起動しました。国際国内経済金融情勢の発展・変化にともない、中国国内の資本市場多層構造体系を構築していくための、大きな一歩となりました。12月28日現在上場企業は36社となりました。
9 CO2削減目標確定:2020年までに4割削減
11月25日、国務院常務会議で、2020年までに中国は単位GDP当たり二酸化炭素排出量を2005年比で40%〜45%の削減をすると決定しました。第十一次五ヵ年計画開始(2006年)より、単位GDP当たりのエネルギーは13%以上減少しており、今年末には20%達成を目標としています。
10 インターネット、携帯の「ポルノ一掃」を全国展開
12月、中央対外宣伝事務所、全国「ポルノ・不法出版物一掃」事務所、工業・情報化部、公安部、新聞出版総署など9部門が、合同でインターネット、携帯電話のポルや低俗情報撲滅運動を全国展開しました。この運動は2010年5月までおこなわれることになっています。
他にも皆さん機になったニュースはあったと思いますが、あくまでもこれは人民日報発表のものですので、ご了承下さい。
劉白雨 2010年01月14日 |