皆さんは携帯電話はお持ちですよね。
今や一人一台どこめか、二台三台と持っている強者もいるようです。
私も、一時期会社から二台渡され、三台持っていた時期がありました。
電話ノイローゼになったほどで、今でも電話がかかってくると嫌な気分になります。

ところで、話変わりますが、プリペイド携帯を使っている人はいますか？
一頃はスパムメールの発信源としても受信の被害が多かったのも、このプリペイド携帯ですが、
今、中国で所謂スパムメールの被害が続出し、
とうとう中国政府は実名制施行に乗り出したのです。

この実名制はユーザーが、自分の名前、製品、メーカーなどの文字情報を、
電話番号の識別子として登録すると、他のユーザーはその識別子を直接入力して、
登録ユーザーの関連情報が検索できると言うものです。

登録は中国移動、中国聯通、中国網通、中国電信の４社が、
共通で用意した番号にかけて、登録をするようです。

実名制と言っても、資料を読む限りではユーザー登録のようなもので、
IDにあたる名前は売買できるようにするみたいです。

ただ、いろんな情報が錯綜していて、
どういうものになるのか中国人自身も良く理解できていない人が多くいるようです。

現在中国国内の携帯ユーザーは7億いると言われています。
この実名制が施行される4月まではまだ時間がありますが、
登録手続きが必要ないあるいは終了しているユーザーは約２億、
つまり、あと５億のユーザーが4月までに登録しなければなりません。

技術的な問題や、個人情報の流出、さらに法整備など、
解決しなければならない問題が山積みで、
実際に4月から運用できるか疑問視する声もあります。

さらに、実名制による犯罪抑制がどこまで効力を発揮するか、
未知数であり、効力はないとするものもいます。

日本では2000年頃からこの問題に取り組み、
当時からしたら、スパムメールの量は格段に減りましたが、
ゼロではありません。

果たして中国はこの問題にどう取り組み、
解決していけるのかどうか非常に見物だと思います。

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