400名の不満
1月26日、天竺空港開発区A区にある松下北京の正面ゲートには、
400人あまりの人だかりが出来ていました。
かれらは、協議解雇の内容に不満を持つ工員たちなのです。
工員達の証言によれば、会社側が提示した補償基準は、
勤続年数×(個人の月平均収入+従業員の月平均収入)で、
さらに、一人当たり11600元を受け取れるとしています。
しかし、この基準で計算した金額に合わない者や、
中間管理職の離職者は一般工員の数倍をもらっているなど、
不満がつのり、一人あたり2万元を勤続年数にかけるべきだとしています。
会社側は、「受注減少により、退職希望者を募り協議解雇をおこなった。
補償は法律に基づいている。
それと同時に、一定額の特別補償も追加している。
引き続き工員達と誠意をって説明をおこない、
最終的な解決方法を29日に確定したい。」としています。
ソニーも数ヶ月前、工場閉鎖で従業員ともめていたニュースがありましたが、
今回は松下の工場です。
日本の会社はいつの間にか、従業員に冷たくなりました。
いや、元々冷たかったのが、法律でがんじがらめに縛られてきたのが、
ここに来て、多少緩くなったのでしょうか。
それとも、もっと別の所に原因があるのかもしれません。
時代が変わったと言えばそれまででしょうが、
なにか、やりきれない思いがします。
日本はいつから、こんなに人に冷たくなったのでしょうか。
それとも、こんなことを感じるのは私だけでしょうか。
松下北京もほんとに誠意をもって対応して欲しいですね。
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