中国で、また信じられない字が起こりました。
若いカップルを襲った事件はあまりに悲惨なものでした。

ある晩若いカップルがバイクで、帰宅を急いでいたところ、
ある交差点にさしかかったところで、数台のバイクに取り囲まれました。
2人のバイクは何とかそれを避けて通り抜けたのですが、
彼女の右手が無くなっていることに気が付いたのです。

警察の調べで、現場には刃渡り40�pの刃物が落ちていたそうで、
彼女の腕はおそらくそれで切り落とされたのでしょう。
犯人は未だに分かっていないようです。

さらにこの2人を襲ったのは、救急車の対応です。
一度付近の病院まで行ったのですが、そこの病院では手術が出来ないため、
大病院に行く必要があるといわれ、救急車の所まで戻ってきたのですが、
運転手は夜食を食べに行ったとかで不在だったのです。

20分ほどで運転手が戻ってきたところで、事情を話し送ってくれるよう頼んだのですが、
駆けつけた家族も取る物も取らずに出てきたため、お金がたらず、
運転手はがんとして動かなかったのです。

結局、事情を確認しに来た警察官が立て替えて、
やっと移動できたのですが、時すでに遅く、
彼女の腕は元に戻らなかったのです。

中国では救急車は各病院が所有していて、有料なのです。
金額は一般的に100元前後のようですが、
さらに高いものから、無料の所まで様々あるようです。
その上、高速代やガソリン代を請求したり、
白タクならぬ、白救急車のような無許可の救急車もいて、
大きな社会問題になっているのです。

突然襲った悲劇の上に、さらに追い打ちをかけるように非情な救急車の運転手。
日本で救急車の運転手がこういうことをすることはないでしょうが、
日本でも救急車を有料化にする話が出ていますので、
将来有料化になって、同様の問題が起きないかどうか、本当に心配です。

本当に必要な人が、利用できない救急車にはなって欲しくないですね。
そんな救急車にしないためにも、利用マナーをきちんと守って欲しいですよね。

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