また、ネットゲームが原因で、悲惨な事件が起きました。
対岸の火事では、決してないと思います。

事の発端は、19歳の少年がネットゲームにはまったことです。
元々成績が優秀だった彼は、ネットゲームにはまり、成績ががくんと落ちました。

少年の担任が、家族にこのことを告げると、
父親は始めて、この少年をびんたして叱り、
これが原因で、この少年は家出をしました。

両親と少年の叔父さんが一緒になって探し回り、
数日後300�q離れたチチハルのネットカフェで見つけました。

少年の伯父さんによると、
一度は連れ戻された少年でしたが、
担任が決して教室で授業を受けさせようとしなかったため、
結局、再度少年は家出をし、未だに見つかっていません。

これに、怒った少年の父親は、
すべての責任を担任のせいにし、
この担任を殴り殺してしまったのです。

この担任は、今年九月に黒龍江省模範教師に選ばれたばかりで、
多くの生徒から慕われていたようです。

本当に悲しい事件です。
最後に担任と合ったとき、何かやりとりがあったのかは分かりませんが、
もう少し、父親は冷静になれなかったのか、
話し合って、今後の対策を立てられなかったのか。
そんな風に思います。

大人が、子供の教育に戸惑っているから、
このような悲惨な事が起こるように思えてなりません。

私が思うに、中国も日本も、今の教育は社会の価値観を押しつけて、
その価値観の枠内にいなさいと、押しつけ教育をしているように感じます。

むしろ、何でも自由にやらせ、一つ一つ責任をもたせ、
なぜ、この価値観が良いことなのか、
考える力を養う教育をすることが大切なのではないでしょうか。

道徳は理科や社会、国語などのように教えられて学ぶものではなく、
自分が社会や家族とどう関わっていくことが良いのか、
自ら考えて学ぶものだと思います。

いまの日本の学校には道徳の時間がないと聞きます。
押しつけ教育に重点を置いているから、
道徳の時間という、子供達が考える力を養う時間を、
奪うことが出来るのだと私は思います。

人間押しつけられれば、誰でも反発します。
しかし、自分で考えて行動する事は、積極的におこないます。
子供の教育も、自分たちで理解し、考える力を養えば、
自分の将来にとって、良いことなのか悪いことなのか、分別がつくようになるはずです。

私は子供を育てた経験もありませんし、
教員をしたこともありませんので、
シロウト考えで、偉そうなことは言えませんが、
そんな風に思うのです。

皆さんは、どんな風に考えますか？

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