いま、教育現場は、体罰だなんだと教師の立場が下がり、
ただ教科書を教えればいい的な、サラリーマン教師が増えている反面、
モンスターペアレンツと呼ばれる、教師や学校に悪行をはたらく、
親たちが、幅を利かせ、子供達の正常な発育に陰を落としているようですが、

中国でも、教育現場での様々な問題が発生してます。
今日は小学校へ上がる前の、幼稚園児の話です。

重慶に住む５歳の女の子Ａチャンは、
幼稚園でお昼寝の時間、ぐっすり寝ていました。
よく寝すぎて、寝ている間に、口から唾を吐き出してしまいました。

それを、実習生の宣誓が見つけ、
Aチャンを酷く叱り、仕舞いにはその唾を食べさせたとのです。

Ａチャンは、うちに帰ったあと、お母さんに幼稚園には行きたくないと、訴えました。
変に思ったお母さんは、理由を問い質し、事の顛末が判明したのです。

この話が、マスコミなどに取り上げられ、
今大きな問題になっている様ですが、
とうの実習生は、18歳、貧しい地区の出身で、成長段階に問題があったとされ、
「人格欠陥」と言うことで、精神治療を受けることになったのです。

Ａチャンの受けた精神的苦痛は計り知れないものがありますが、
この実習生が、実際に精神的に止んでいるとするならば、
貧困地区というコミュニティーにもやはり問題があったのではないか、
貧困だけの問題ではないと思うが、こんなところからも、
中国の社会問題が浮き彫りになってきている気がします。

かたや日本に目を向けると、いっぱしの豪邸を構えた人たちが、
精神的に病んでいるのをみかけると、
何で裕福な人が、精神的に病んでいるのか、悲しくなります。

そんな人が増えているのは、この国が壊れかけている現れなのでしょうかね？

人間が人間として、お互いを尊重して、精神的に安心できる社会になって欲しいなと、おもいます。