今日12月13日は、中国の南京市にとっては特別な日です。
1937年この日に南京は日本軍により陥落したのです。

南京では、5000人が追悼式典に参加し、
町中でクラクションや汽笛が鳴らされたそうです。

南京大虐殺に関しては、様々な見解があり、
捏造だと言う意見から、30万人虐殺されたとする意見まで、
一定の見解がありません。

戦後20年以上もたってから生まれた私が、
見ていないことをとやかく言える立場ではありませんし、
専門に調べたわけでもないので、
何が正しいかジャッジする資格もありません。

中国政府が日中戦争の話題をことある事に出すのは、
私も、「またか」と思うことはありますが、
逆に日本でも、勝手なことを言っていることに、
「悲しいこと言うな」と思うのです。

中には、日中戦争を正当化して、
あたかも「悪いことはしていません」みたいな意見もあり、
そういうのを見聞きする度に、ほんとうに寂しい気持ちになってしまいます。

中国でおこなったことは、史実がどうであれ、当時の価値観がどうであれ、
日本が他所の国に行って、戦争をしたことに違いはないわけです。

中国政府が、プロパガンダのために日中戦争を利用していようが、
世界中の国が、当時の日本をどう考えようが、そんなことは関係なく、
日中戦争をおこなったという事実はあるわけで、
これに対しては、日本人は真摯に済まなかったと思わなければならないと、
私は思います。

私が思うには、いつまでも、日本が真摯に悪いと認識しないから、
中国側は次から次と手を変え品を買え、ああだこうだと言ってくるのではないですか？
私たち日本人は、悪かったと考えているし、二度と同じ事はやらないと、
毅然と行動で示せば、中国人も何も言ってこないのではないか、
いや、言えなくなるのではないかと思うわけです。

それを、いつまでも、そんなことはしていないだの、悪くなかったの、
日本だけじゃないだろだの、ぐたぐた言ってるから、
向こうもぐたぐた言ってくるのじゃないのかなと、
こんな風に思うのは、私だけですかね。

でも、毅然とした態度で、過去の悪事を認め、
その上で、史実がどうであったか、きちんと調べ、
良いことをやったのであれば、それもきちんと史実にのせ、
僕らをはじめ後世に客観的な資料としてのこし、
二度と戦争をしないようにすることが、大事なんではないかと思います。

謝罪したら負けだ、みたいな意見も見かけましたが、
それは、なんか違う気がするのです。
謝罪は、勝ち負けではなく、前へ進むスタートラインだと思うのです。

ま、いろんな意見があって良いとは思いますので、
別にそういう意見が、良いとか悪いとか、ジャッジする気はありませんが、
なんで、そんな風に思うのかな、と考えたりします。

ただ、いろんな意見を言うのは良いのですが、
戦争を再び始めるような国にだけは、
して欲しくないなと、思います。