突然ですが、皆さんは図書館を利用されますか？私は時々利用します。近所の図書館は大して大きくはありませんが、調べ物をしたいときには、重宝します。

　　最近は、図書館利用のマナーが悪いとかで、図書に書き物をしたり、飲み物をこぼしたり、果ては切り取ったり、破いたりと、勝ってし放題だと聞きます。あなたは、そんなことしませんよね。

　　ま、それはさておいて、中国では、新しいタイプの図書館が現れました。

　　その名も「図書館ATM」です。ATMってそう、皆さんご存知の「現金自動預払機」のことです。じゃ、図書館に「現金自動預払機」が導入されただけの話？

　　いや、そうではないんです。このATMは言うなれば「図書自動貸出機」で、事前に登録したカードをATMの挿入口に入れ、好みの本を指定すると、取り出し口から本が出てくると言う、まさに、「ATM」なんです。もちろん、貸し出すからには、返却も出来ます。

　　大きさは、ものにもよりますが、一般的に、高さ2m、幅1.5m、長さ3.5m程度の大きさで、まさしく書架にATMがくっついたような外見になっています。

　　もちろん、そんな大きさですから、所蔵数はかなり限られますが、そのへんは、常に担当者が人気の図書と入れ替えたり、色々と工夫しているようです。

　　病院や広場など、公共の場所に設置され、かなり、利用者がいるようで、図書の貸出率も増加したそうです。また、この人気に目をつけた各地区の政府は、導入を検討しており、今は広東周辺だけですが、今後は全国展開をしていくようです。

　　日本では、夜間返却口があり、24時間返却することは出来ますが、当然、夜間に借りることは出来ません。

　　しかし、このシステムは、夜間でも好きなときに本を借りて、好きなときに返却できるので、ものすごく便利だと感じました。

　　日本でも、図書離れを叫ぶなら、こういう一工夫があっても良いんじゃないかなと思います。技術立国日本なら、朝飯前の技術だと思うんですけど、、、。

　　技術者の皆さん、作ってみませんか？

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