「McRefugees」と言う言葉を皆さんはご存知ですか？所謂「マック難民」のことで、つまり住むところが無く、ファーストフードのマクドナルドに寝泊まりして生活する人々を指して言います。

　　昨今日本では難民が急増、所謂「マック難民」や「ネットカフェ難民」などのことですが、様々な問題を抱えるこの「難民問題」は早く解決して欲しいですね。

　　中国でもこの「難民問題」は発生しているようですが、日本同様実態は掴めていないようです。乞丐と日雇い、出稼ぎ、失業者と様々な人々が各々の事情で、マックなどに寝泊まりしているようです。日本なら入店した際にコーヒーの一杯でも飲んでそのまま麻までとなりそうですが、中国では何も購入せずそのまま椅子で横になって寝てしまうものが多く、店側も対応に苦慮しているようです。

　　そんな中で、今回の事件は起きました。上海にある２４時間営業のマクドナルドで早朝４時30分頃、寝泊まりしていた客が、起こそうとした店員に突然刃物で切りつけ逃走、店員は出血多量で死亡したのです。

　　死亡したＡさんは貿易企業に勤める傍らマクドナルドでアルバイトし家計を助けていました。Ａさんの実家は農家で決して裕福ではなく、それでも大学を出してもらったＡさんは、実家の家計の足しになればとアルバイトをしていたそうです。

　　この日、Ａさんは夜勤で、明け方近くになって、朝食を求めてやってくるお客のために、この犯人を起こそうとしました。ところが、この犯人は突然Ａさんに斬りかかり、頚部、腹部、腕部の３ヵ所を切られたＡさんはまもなく出血多量で亡くなったのです。現在警察では、防犯カメラの映像を確認し、逃げた犯人を追っています。

　　24時間営業の店舗につきものの問題ですが、現状適当な管理方法が無く、野放しに近い状況になっており、今回の事件をきっかけに、解決方法が考案されることを望むところです。

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