昔から「鯖を読む」なんて言葉があるぐらい、いろんな事を誤魔化す人は後を絶ちません。ちょっとした嘘から社会的な問題に発展するような嘘まで様々有り、詐欺事件に発展するものまで有ります。芸能人などは特に年齢査証が問題になり、挙げたらきりがないぐらい出てきそうです。

　　さて、今、バンクーバーオリンピックの真っ只中ですが、その一方で、国際体躯連盟がシドニーオリンピックの年齢詐称事件についての調査結果をオフィシャルホームページで27日に発表しました。調査の結果では、中国人女子体操選手董芳霄（Dong Fangxiao）が年齢詐称をしていたとして、シドニーオリンピックでの成績剥奪を宣言し、国際オリンピック委員会に提示しました。また、チームメイトの楊雲（Yang Yun）は証拠不十分として警告処分となりました。

　　2000年のシドニーオリンピックから、もうすでに10年が経ち、彼女たちも十分大人になっているはずですが、当時はどんな思いだったのか、周りの大人がそそのかしたのだとすれば痛々しい話ではあるし、もし自分から 詐称していたのであれば、自業自得でもありますが、すべて憶測の域を出ません。結局その後国際舞台の場で活躍はしていないところを見ると、やはり何らかの影響があったのでしょう。

　　ちなみに、現在、董芳霄は北京外国語学院の学生であり審判員も勤めています。また一方楊雲は2006年中国メディア大学の放送とアナウンサー学科に合格して 、結婚もしています。

ご意見はこちらからどうぞ