あなたは、彼氏、彼女とどうやって知り合いましたか？学校で？職場で？サークルで？それとも今流行りの婚活ですか？中には出会い系で見つけた方もいるかもしれませんね。人それぞれ出会いはあるかと思いますが、出会ったあとその人が信用できるかどうかですよね。

　　中国では、レンタルガールフレンドが本当の彼女になったニュースがありました。30歳を迎えたＡさんは両親から結婚するよう再三迫られていたにもかかわらず、なかなか自分にふさわしいガールフレンドを見つ蹴ることが出来ませんでした。しかし、春節を迎えようとしたある日、Ａさんは両親を安心させるため、知り合いに頼んで偽の彼女になってくれる人を探し、その偽彼女を連れて帰郷することにしたのです。運良く春節には帰郷しない事にしていたＢさんを紹介して貰い、Ａさんは「レンタル料」1000元で、Ｂさんを連れて帰郷することになったのです。

　　Ａさんと偽の彼女Ｂさんが帰郷すると、両親や伯父さんが手厚く迎えてくれました。Ｂさんはすぐにうち解けて、Ａさんの母親と料理をしたりおしゃべりをしたり、Ｂさんにとっても楽しい時間を過ごしたようです。大晦日の夕飯でお酒の飲めないＢさんにお父さんが白酒を勧めたとき、酒を飲めないことを事前に聞かされていたＡさんは一生懸命止めに入ったのですが、Ｂさんは感謝の意を込めて一杯開けたのです。Ｂさんが気が付いたときには、Ａさんと彼の母親がそばで見守ってくれていて、Ｂさんはこんなに気のつく人が本当の恋人だったらいいなと思ったそうです。

　　ＡさんもＢさんの振る舞いを見ていて、好意を抱き、年が明けた三日に感謝の意を込めてＢさんを食事に誘い、さらに「本当の彼女になってくれませんか？」と書いた紙を渡したのです。Ｂさんは1000元のお金を貰っている上、Ａさんの家族を騙している後ろめたさから、その場では返事ができませんでした。

　　しかし、Ａさんは両親に一切を打ち明け、さらに９本のバラを購入して、両親の目の前でＢさんに手渡したのです。Ｂさんはそれでも、返事をためらっていましたが、翌日Ａさんに「なります」と書いた紙を渡したのです。これで2人は偽物のカップルから本物のカップルになったのです。

　　周囲の人々にはこの2人の関係を祝福する者、疑問視する者、先行きを見守る者と様々ですが、いずれも2人に幸せになって欲しいと思っているようです。専門家によると、本来恋人同士は自分の一番良い面しか見せないが、この2人の場合、一種の契約なので、最初からお互いの素の部分を見せていて、お互い本当の自分で接することが出来たため、このような結果になったのではないかと指摘しています。これは一種の新しい付き合い方なので、伝統的な観点から考察するのは無意味であるとしています。

　　それにしても、ドラマのような話が本当にあったとは驚きです。本当に2人が幸せになれると良いですね。

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