10歳の子供がママより稼ぐ
みなさんは、ご自分の子供にいくらぐらいのお小遣いを渡していますか?またあなた自身はどれぐらいお小遣いをもらっていましたか?それにしても、今時の10歳の子供達はいくらぐらいお小遣いをもらっているのでしょうか。
それはさておいて、中国では10歳にして、自分の母親よりも多い給料を稼いだ子供がいます。母親の給料は一月4000元(約52000円)あまりですが、なんとこの子の給料は5600元(約73000円)だったのです。ただ給料と言っても彼のお祖母ちゃんが家事をやった報酬として渡した額の合計で、例えばゴミ捨て1回20元とか、ニラの悪いところを切り捨てる作業1キロ毎に40元とか、モップで床ふき1部屋200元など、様々な家事に値段がついていました。
ただ、今は次から次へとやっていますが、お金をもらえなくなったらやらなくなるのではないかと、母親は心配していて、さらに子供の成長にも良くないのではと危惧しています。ところが、姑である当のお祖母ちゃんは、給料をもらうことは、直接お年玉を貰うよりもずっと良いし、節約や、お金の管理能力を養うことができて、社会生活に有利だというのです。母親はお姑さんの言うことに、為す術もなく、息子に支払われる給料を黙ってみているしかできませんでした。
専門家によると、子供達に家事をやらせることは良いことで、さらにご褒美を用意することは、ヤル気を引き出し良いことなのですが、やり過ぎは、子供の成長に悪影響を与え、家事を商品化し、親子の関係を物化してしまうと言い、精神的な励ましは物による励ましよりも重要であると指摘しています。
母親よりも沢山の給料を稼いだ彼は、それでもたいしたことじゃないと言います。彼のクラスメイトは、テストで良い点を取ると、勉強手当と言う給料が支払われるそうで、上には上がいるのです。
お金に関する教育は、経済観念を身につける意味で、とても重要なことなのですが、物が物だけに、なかなか上手くできないのが実情ではないでしょうか。精神面の成長にも問題を起こすケースもありますし。
みなさんは、いかがですか?お祖母ちゃん派ですか?お母さん派ですか?いずれにしても、お金の大切さを学んで欲しいですね。
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