なんでも、税務局に抗議して、というか逆恨みして突っ込んだのだとか。
1人が行方不明だと言うことで、無事に見つかると良いんですが。

さて、そんなアメリカで、中国政府を挑発する出来事がありました。
オバマ大統領と、クリントン国務長官が相次いでダライラマ14世と会見したのです。
私的な会見として、会見場所はオフィシャルな場所ではなかったようですが、
中国政府側はこの件に対し、昨年のオバマ大統領訪中時に伝えられたときから、
幾度となく米国政府に抗議をおこなってきました。

今中米間で抱えている大きな問題は、台湾への武器売却、ダライラマの問題、
元の対米ドル値上げ、インターネット自由化などがあります。

元の対米ドル値上げに関しては、中国政府も日本の二の舞にならないよう、慎重になっており、

日本のようにホイホイと通貨値上げはおこなわない方針のようです。

インターネット自由化に関しては、政府攻撃や暴動先導などの情報を封殺すると共に、
ポルノなどによる詐欺被害の撲滅も大きな課題となっているため、
こちらも自由化に向かうにはまだまだ時間がかかりそうです。
ただ昔から比べたら、政府への不平不満を皆好き勝手に言うようにはなってきてますけどね。

台湾の問題は、香港やマカオのように併呑する以外、アメリカとの対立はなくならないでしょう。

もし、台湾が中国に併呑されてしまったら、今度は沖縄が中米の対立最前線になるので、
基地移設問題がどうとか言ってられなくなりますが、併呑するしないにかかわらず、
軍事力でにらみ合う必要のない状態になっては欲しいですね。

そして、ダライラマの問題。私も一度チベットに行ったことがあり、
当時鉄道がなく、ゴルムドから36時間かけてバスで行きましたが、本当に良いところでした。
　

そんなチベットの象徴でもあるダライラマの真意は分かりませんが、
中国政府側は、やっと共産党主導で統一したのに、勝手なことをされては困ると言うのが本音のようです。
アメリカは、ちょっかい出したいだけのようにしか、私には見えません。

それぞれの立場があって、私自身は一概にどうだと言うことはしませんが、
どちらの国も自国の影響力や国益のことしか考えていないことは事実で、
自由勝手に世界中で好き放題やっている米国が、
引き締め引き締めで、富国強兵を目指す中国では、好き勝手出来ないために、

色々といちゃもんをつけているとしか見えません。

また逆に、清朝・民国時代に腐りきってしまった国家体制を、色々と問題はあるにせよ、
一つの国として機能させ、経済力もつけてきた中国が、
清朝・民国時代の列強による国土分轄の様な状態になることをおそれ、
いじめられっ子が、ちょっかいを出すアメリカにぶつぶつ言っているようにしか見えません。

ま、そんなわけで、今回のダライラマとの会見問題でも、
中国側がいいように振り回されただけのようですが、
私から見れば、アメリカの方が後先考えずに行動しているようですので、

窮鼠猫を噛むとならないよう、アメリカも慎重に事を運んでもらいたいものです。

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